水と磁石と赤水の話

水と磁石

水と磁石の関係は昔から関心が払われていた。水を磁界の中を通過させることによって不思議な効果がもたらされるという。水道の蛇口に磁石をとりつけてみよう。絵に描けば分かりやすいのだが、言ってみればりんごを半分に切って、芯のところをくりぬく。この二つのりんごを水道の蛇口にはさみ込むように取り付けるのだ。もちろんりんごに磁力はないが、蛇口に磁石を取り付けるイメージを想像してもらいたい。またそのような形の磁石が市販されている。そして水を出せば磁界の中を通過することになる。

 磁界を通過した水道水はどのように変化するのだろうか?このような水のことを「磁化水」、

「磁気水」あるいは「磁界水」とよんでいる。まず磁界を通過した水は分子が細かくなることが知られている。粗粒水が微粒水になることによっていろんな効果があらわれる。

「磁化水で炊いたご飯はおいしい」「安いウィスキーの水割りでもマイルドな味がする」「おそばのゆで方が変わった」など飲料水、生活水としての効果がひとつ。

植物の生育に関しても効果が現われてくる。

サツマイモを3個用意する。3個のコップに@水道水をそのままA浄水器で浄化した水道水水B磁化した水道水(磁化水)をいれてそれぞれにサツマイモをいれてようすをみる。

やがて芽が出、茎と葉が伸びてくる。伸び具合の差は歴然である。@ABの順で伸びてくるが@とBの差は歴然である。

 また東京農工大学農学部では磁界水と水道水で小松菜をつかい養液栽培の実験を行った。その実験結果によると、小松菜の草丈、葉数、総生体重、葉茎の重さにおいて水道水で栽培したものより、磁界水で栽培したものが上回っていた。(農工大科学技術展

2000資料集)

このように水分子が細かくなることによって、磁化水は植物の生育に影響を与えている事がわかっている。

 

磁界水と赤水対策

 苗場タワーの水の配管をみると管の中にかなりの赤サビが付着している。水道の蛇口をあけるとしばらく赤い水が流れ出るという話も聞く。ビル、マンションでは頭の痛い問題である。配管のメンテナンス工法にはじつに様々なやり方がある。工事費、維持費、工期、効果などで差がある。その中で磁石を使う方法について話してみよう。先ほどの話では磁石を水道蛇口に取付けたが、こんどはマンション全体に給水する水道管の元に取付けてみる。

これによりマンション全体に磁化水を供給することが出来る。磁化水の効果として管内の赤錆を取り除くことができるという。すでに実際にもその効果が現れているということだ。管内部を写真でみたが効果の程が認識できる。ただ具体的に詳細なデータが無いため直ちにベストな工法とは結論できない。この方法が実際に効果があるとすれば、費用の面においても圧倒的に安く、配管の寿命を延命するためにも相当期待できそうな気がする。データ収集中であるが、こうした知識をおもちの方はHPへ情報をいただきたい。