区分所有者のみなさまへ
新聞を読んで H13.2.5
早稲田大学の学生が箒(ほうき)の使い方を教わりながら、キャンパスに散らばる煙草の吸殻や空缶を掃除する記事が日経新聞で取り上げられました。(平成13年2月5日朝刊一面掲載。教育を問う。)
この理由を聞けば,当たり前のことではないか、でも素晴らしい事だと一種の感動を覚えました。
なぜ彼らが掃除をしたのだろうか? 自分達が通うキャンパスを。
ボランティア・・・? NOです。
アルバイト・・・・? やはりNOです。
清掃した学生は「カンニングや、インターネットで他人を中傷した学生だった。ことの重大さにかんがみ三日から一週間の間、早朝五時に登校し三時間かけて学内を掃除した」という。
彼らは自発的にやったことではない。というより大学側がこうした制度を作ったのだという。一種の罰則だったのだ。
早稲田大学では「学生は大学のスポンサーだが、王様扱いはしない。常識の無い学生には厳しい態度で臨む」と入学式で父兄の前で話した。
入学式に参列した父兄からは拍手が沸き起こったという。
一方学生達は深く反省し、「自分は社会性の無さを痛感した」という。
わたしは大学側の毅然とした態度は立派だとおもう。
反省し清掃をやった学生も評価できる。
そう思わずにはいられない。
ともすれば「ルール、規則、法律どうりやっていたのでは損をする」そんな風潮がないとは言えない。
言ってみれば基本的常識、基本的善悪の判断があいまいな時代になったのかもしれない。
しかし学生が深く反省しキャンパスの清掃を朝五時から始めた話を読み、まだまだ捨てたもんじゃないな。そんな感じがした。
悪いことは悪い。はっきりしたい。それがわからなければ、悪いことだと注意の出来ることが必要だ。
管理組合においても、共同生活を基盤とする以上ルールがあり、互譲の精神が必要とおもう。この記事を読み、苗場タワーの管理運営する上で手本とすべきことと痛感している。管理費滞納、マナー違反、目に余ることも多々あるが、これからは徐々に改善されると信じる。私は今の苗場タワーの区分所有者は常識があり、良識ある人々の集まりであると信じたい。また理事会としても毅然とした態度で臨みたいとおもう。